吹き付け塗装とローラー塗装ではどちらの方法で外壁塗装を行うべき?

塗装

外壁塗装の際、塗装を行う手法として「吹き付け塗装」と「ローラー塗装」という方法があります。
それぞれ何が違うのかご存じない方も多いのではないでしょうか。
ここではそれぞれの手法による違いを解説していきます。

 

吹き付け塗装とは

 

空気により液体を吹き付けることが出来るスプレーガンを使用して塗装を行う方法です。
ローラー塗装が一般的になるまでは吹き付け塗装の方が多く使われておりました。

 

吹き付け塗装のメリット

 

・塗装が早い

 

機械を使用し吹き続けることで塗装のスピードが圧倒的に早いです。
その為、塗装面積が広いビルや大型施設などでも多く使用される工法です。

 

・様々な仕上げが行える

 

吹き付ける際に小さな石を混ぜたり、塗装の粗さを変えることで独特な風合いを持つ仕上がりにすることが出来ます。

 

吹き付け塗装のデメリット

 

・塗料が飛散しやすい

 

非常に細かい粒子にして吹き付けていく為、細かい塗料粒子が飛散してしまいます。
その為、養生は時間をかけて広範囲に行う必要があります。

 

・塗料の無駄が多い

 

塗料が飛び散ることから、無駄になる塗料が多くなってしまいます。
その為、同じ面積を塗装する際、ローラー塗装の1.2倍ほどの塗料を使用します。

 

・騒音が発生する

 

機械を使用して作業を行う為、塗装作業中も騒音が発生してしまいます。

 

ローラー塗装とは

 

スポンジ状のローラーに塗料を染込ませ、刷毛を使って塗るような感覚で行う方法です。
外壁塗装では最も一般的な手法がローラー塗装です。

 

ローラー塗装のメリット

 

・塗料の飛散が少ない

 

スポンジに吸収させて塗装を行っていく為、塗膜が飛散することが殆どありません。
無駄になる塗料も少ない為、吹き付け塗装に比べ少量の塗料で塗装が行えます。

 

・塗料に厚みを持たせることが出来る

 

塗料に厚みを持たせたい場合も塗り重ねることで厚みを持たさせられます。

 

・凹凸のあるデザインに対応できる

 

スポンジ部の毛の長さを変えることで凹凸のあるデザインの外壁にも塗装を行うことが出来ます。毛の長さで色を変えることで、立体感のある仕上げも可能です。

 

ローラー塗装のデメリット

 

・細部の塗装が出来ない

 

ローラーが入らない細部は塗装が行えない為、刷毛塗りを行う必要があります。

 

・塗装に時間が掛かる

 

ローラーは塗装面積が狭い為、塗装作業に時間がかかります。

 

最後に

 

「吹き付け塗装」も「ローラー塗装」もそれぞれ違ったメリットがある工法です。
自宅の塗装に適した工法を採用しましょう。