外壁塗装を行う上で欠かせないのが足場です。
「脚立を使えば足場が無くても塗装できるのでは?」と思いますが、足場を掛けるのは作業用だけではありません。
ここでは足場の必要性や設置に掛かる費用などを紹介していきます。
足場設置はなぜ必要なのか
外壁塗装を行う上で絶対に欠かせない足場設置ですが、なぜ必要なのか紹介していきます。
高所作業用
塗装は主に柄の短いローラーを使用して作業を行っていきます。
その為、2階建てや3階建て部の作業を行う際、足場が無ければ手が届きません。
では「脚立を動かしながら作業すればいいのでは?」と考えてしまうかもしれません。
確かに作業が行えなくはありませんが、現実的ではありません。
塗装工事は3度塗りを行う作業ですし、塗膜を塗る以外にも洗浄やコーキング打ち変えなど複数の作業を行います。
その為、足場を設置したほうが作業が効率的なのです。
養生ネットを設置する為
外壁塗装時は塗膜や汚れが風に乗って飛散してしまいます。
隣家の住宅や、車などに付着しては大きなトラブルになってしまいます。
その為、飛散防止用にネットを張るのですが、ネットを取り付けるには足場が必要なのです。
足場の種類を紹介
外壁塗装で使用する足場には大きく2種類あります。
単管足場
単管パイプを組み合わせて組み上げる足場です。
小スペースで組むことが出来るだけでなく、安価で組むことが出来ます。
一方、作業中には単管の上を移動することになる為、安全性に欠ける足場でもあります。
ビケ足場
単管パイプで骨組みを行い、作業部には人が歩けるように踏み場を設置した足場です。
安全性も確保されており、多くの足場屋が標準仕様に設定しています。
踏み場があることで安全に作業が行えますし、作業道具を置くことで作業の効率化も図れます。また、上下階の移動に足場階段を設置することも出来ます。
足場設置にかかる費用とは?
建坪20坪、2階建の住宅にビケ足場を組む場合。
足場仮設:¥90,000+養生費:¥20,000=¥110,000程度となります。
最後に
足場はあくまで作業を行う為の仮設工事なので、工事が終われば費用が掛け捨てになってしまいます。
しかし必ず必要な工事ですし、作業者の効率化、安全性確保には欠かせない工事です。
外壁塗装のメンテナンス予算組みの際は、必ず足場設置費も加味して算出しておきましょう。