家のメンテナンスは、しっかりと行わなければいけないものですが、分かっていても金額も大きく悩ましいところです。
専門性が高く、勝手が分からないというのも実情です。
外壁工事について、その費用について紹介していきます。
外壁塗装工事とは
外壁は建物を保護する上で、とても重要です。
メンテナンスを怠ると破損の恐れがあり、破損箇所から雨水が侵入してしまう恐れがあります。
建物内部に雨水が侵入すると、柱や針が腐食してしまいます。
湿った環境はシロアリの好物で、建物に甚大な被害を与えてしまうのです。
素材の浮きやクラックなどは、台風などの際に被害を大きくする恐れもあります。
外壁塗装を怠っていると建物に重大な被害を与えるばかりか、重大事故にもつながりかねません。
このように外的塗装には美的な要素ももちろんありますが、塗装をする前には不具合箇所をチェックし、修繕を行うという目的があるのです。
外壁塗装工事の相場
広さや材質によって大きく変動をする部分ではありますが、外壁塗装工事には大体どの程度の費用がかかるのでしょうか。
外壁塗装と一言で言っても、ただ塗料を塗るだけではないということを覚えておきましょう。
階数がある場合には、足場を組む必要もあります。
そして破損箇所などがないか調査を行い、メンテナンスが必要な箇所には修繕を施します。
そして高圧洗浄機でキレイに汚れを落とし、「下塗り」「中塗り」「外塗り」と3回塗り重ねていかなければいけません。
この3度塗る塗料も、それぞれ異なるものを用いますので、それだけでも費用の検討がつきます。
目安としては40坪の家で80万から130万円、50坪の家で90万から160万円程度が相場となっています。
外壁塗装工事の値引き交渉
もちろん外壁塗装工事にも、値引き交渉は可能です。
そもそも、まず上がってきた見積書は必ず精査しましょう。
不要な工事は入っていないか、大体の金額が妥当であるかなどを確認しましょう。
一番交渉しやすい方法は、端数の切り捨てです。
例えば、施工費が53万4000円であった場合、50万円にしてもらうという方法です。
ただし、この場合ではあまり大きな値引きにはなりません。
人件費や材料費などといった実費も、値引きは難しいでしょう。
施工会社の利益も当然必要なものとなってきます。
そこで着目するのが「諸経費」です。
諸経費には、図面の製作費用や現地調査費用などが含まれており、施工費の10%程度が計上されています。
ただし無理な値引きは禁物です。
当然、施工業者も仕事のため利益が必要であるということと、人件費などが当然かかってくることは理解しておく必要があります。
まとめ
値引き交渉は、少しテクニックが必要です。
知識がないと上手な交渉は難しいので、外壁工事についてのある程度の情報は、あらかじめ調べておきましょう。
最初から大きな値引きをしてくる業者は、見積書自体に信用性が乏しいため注意が必要です。