外壁塗装で使用されるペンキは、「1液型」「2液型」という2種類に分けられます。
それぞれ耐久年数や扱い方等が変わってくるので、外壁塗装を予定している場合にはあらかじめそれぞれの塗装の
性能を知っておくことがおすすめです。
どちらもメリットとデメリットがあるので、より状況に合った塗料を選びましょう。
外壁塗装の1液のメリット
外壁塗装の1液のメリットとしては、一番にその扱いやすさが挙げられます。
ペンキの乾く速度が2液と比べるとゆっくりなので、日をまたいで塗装を行う場合にも、ペンキが固まってしまうという事をある程度阻止する事ができます。
他の材料を混ぜ合わせる必要がなく、1液の塗料のみで塗り始める事ができるので、始めたい時にもすぐに作業に取り掛かる事ができます。
他にも、価格としても2液よりも多少は安価な点も、1液のメリットのひとつとなっています。
外壁塗装の1液のデメリット
扱い易い1液ですが、その半面2液と比べると耐久年数が少し劣ってしまいます。
大体の目安として2~3年は早く塗り替えのタイミングが来るので、できるだけ長く持たせたい時には2液の塗料を使用することがおすすめです。
1液は金属部分への塗装が不可能なので、金属部分の塗装を行う場合には別途2液を用意する必要が出てきます。
外壁塗装の2液のメリット
2液は主剤と硬化剤の二つを混ぜることで使用できる塗料です。
2つの成分を混ぜることで液体の密度などが高まり、1液に比べると耐久力が高まります。
金属部分への塗装も可能なので外壁をまんべんなく塗装したいという時には、カバー範囲の広い2液を使用することがおすすめです。
外壁塗装の2液のデメリット
2液の一番のデメリットは、その扱いの難しさです。
主剤と硬化剤の混合割合から混合後の使用限界時間が決まっているので、塗装を行う際には精密で迅速な作業が求められます。
時間経過によってすぐにペンキが固まってしまうので、綿密な塗装計画を立てなければいけない点も、2液の扱いにくさのひとつとなっています。
季節によってはより早く塗料が凝固してしまうので、塗装する季節に合わせた計画を立てる必要もあります。
まとめ
外壁塗装における1液と2液、それぞれのメリットとデメリットを紹介してきました。
施工内容や予算、住環境等によっても最適解が変わってくると思うので、気になる場合にはそれぞれの見積もりを立てながら、より良い方法を選んでみるといいでしょう。