家のローンが終わる前に大掛かりな修繕を余儀なくされたり、世代が代わるたびに住宅を新築しなければならなかったり、日本は欧米に比べて住宅に関する負担が大きいと言われています。その理由には住宅の耐久性の低さが大きく係わっています。家のローンが終わっても、次の世代に引き継いでも、そのまま住み続けられる耐久性があれば、それからの暮らしはもっとゆとりが生まれると思いませんか?耐久性があり、本当に資産価値の高い建物ならきっと可能ですよね。

住まいの長寿命化は、様々なメリットをもたりします。
第一に、建替えサイクルが長くなるので、資源の節約、産業廃棄物の削減が実現し、地球環境の保護に貢献することができます。
第二に、長寿命住宅は資産価値が長期にわたって維持できるので、将来の資産活用(担保・賃貸化等)が可能になります。
第三に、次世代に継承することで、子や孫が住宅ローンなどから開放されたゆとりある生活設計が実現できます。なにより長く住み継ぐことで、初期建築費が多少高くても、ライフサイクルコストは結果的に安くなります。
ライフサイクルコストとは、建築費だけではなく、その建物が存在する期間における光熱費や修繕費など、全てのランニングコストを足し合わせたものです。実は全コストの中で建築費といったイニシャルコストは15~20%で、残りは修繕費・光熱費などのランニングコストです。高性能を謳う一般木造と鉄筋コンクリート住宅を比較した場合、ライフサイクルコストの観点に立つと、高耐久・高断熱の鉄筋コンクリート住宅は格段に安いコストで済みます。
住宅を建てる場合、シロアリ被害を防ぐため薬剤による防蟻処理を行います。土壌散布の他に材木に塗布したり、圧力容器の中に木材を入れ、減圧・加圧によって薬剤を注入します。しかし効果は5年程度といわれています。防虫剤ですので身体に悪影響をおよぼす可能性も否定できません。
木材は長く湿度の高い状態に置かれると、カビが発生したり、腐食したりして建築当初の強度を保つことが出来なくなります。地域によってはシロアリの発生が深刻な場合もあります。その一方、鉄筋コンクリートは、腐食することもシロアリの餌食になることもありません。建物を長期間安定して維持する最適の素材です。特にダイレクトで断熱材を型枠として使用する工法で造られた鉄筋コンクリート住宅は、断熱材とコンクリート躯体の間に隙間がまったく無いため、目に見えない壁体内での結露やカビの発生は極めて少なくなります。
▲断熱材と躯体に隙間が無いため壁内で結露やカビの発生で断熱材が劣化することがありません。

日本は、台風、竜巻、地震と、様々な自然災害が国土を襲います。特に台風は年間平均2~3個が上陸し、川の氾濫による浸水、強風による家屋の倒壊など毎年大きな被害をもたらします。鉄筋コンクリート住宅は、重量が重く躯体が6面一体化されているため、風圧力に対して優れた耐性を発揮します。木造住宅のように強風で屋根が飛ばされたり、飛来物で躯体が致命的な被害を受けることもありません。
鉄筋コンクリート住宅は、自然災害の多い日本において、最も適した建物といえるでしょう。